2013年6月4日火曜日

靴の小学校からお知らせ


靴の小学校の大事なお知らせ。

茂木へ来て以来、靴の小学校はじめての生徒さん、Kさんが初日を迎えました。
新しいことを習う緊張感と期待感がほどよく混ざって、
とても愉しそうに過ごしてくださいました。
裏山の好きな場所を選んで、持参したお昼ご飯を気持ちよく食べる。
そんな時間と空間を伸び伸びと使っているKさん。
モノを作ることが一応の目的の学校だけど
それ以外にも共有できることがたくさんあることを
改めて思いました。

大事なお知らせというのは
靴の小学校のやり方をすこし変更することです。
この小学校は僕ひとりの場所ではないから、
Kさんのように、ここに集まる人といっしょにつくっていくほうが、
きっとうまくいくような気がしたからです。

まず時間です。
当初10時~12時の2時間でしたが
希望すれば12時~14時まで延長できるようにしました。(有料1,000円)
好きな場所でのんびり過ごすのもよし、
集中して手を動かすのもよし。
ただし、僕からの手ほどきをありません。自主的な時間です。

2つ目は、年会費と入会金。
靴には手入れ、メンテナンスが必ず必要になります。
靴の小学校ではつくって終わりではありません。
必要な靴をつくることからはじまり、
手入れを身に付けて、後始末までしっかり自分の手でするところまでが
靴の小学校で体験してほしいことです。
そのサポートのための年会費でしたが、
こちらからの押しつけになってしまったら、意味がないので年会費はやめました。
つくり終えた後は、自主的に修理とお手入れをしてもらうことを前提とし、
それでも力を貸してほしい時は、その都度お支払い頂くことにしました。
また、その関係で
入会時に、靴をつくる際に用意する木型代10,000円に加えて、
つくり終えた後の木型管理料10,000円も加えさせていただくことになりました。

靴の小学校に興味のある方は、是非遊びにいらしてください。
ひとそれぞれいろんな事情がある。そのひとつひとつに応えていては
まとまらないことは確かですが、わがままを聞くわけではありません。
貴方の他に最低もう一人、幸せになることなら
ぜひそのお知恵を拝借したいと、思っています。
よろしくお願い致します。



今週は高知県へ出張です。
本当に良いところです。これは行ってみないとわかりません。
場所は身体で感じるところだから。
これからも日本の素敵な場所へ、身体を運んでみたいと思います。
その時、靴がきっと役に立つ。
“良い靴”との関係ではなく
靴との良い関係が、きっとどこにいても心の支えになる。
関係は自分自身でつくることです。だれにでだってできます。