2012年8月12日日曜日

うねり


8月11日。スターネット益子で行ったワークショップ。
おうち靴をつくる。

おうちとは
家の内の意味と体の内の意味。

靴をつくることを目的ではなく、
心身をゆすって興すことが目的。
靴のそのなかの一つの手段。

みんな自分のうちと向き合って、気付きがあって
とっても愉しそうでした。

ひとりずつをみんなで観察して
その人の感じていることを想像してみると
身体も心もつられていくんです。
その人が心地悪そうだと、こちらもむずむずして
その人が心地良さそうだと、こちらもすがすがしい。

いつからか
ワークショップは手軽に自己満足を楽しむツールになってしまって
それはたびたび配慮にかけ、自己中心的になりがちでした。
でも、
私のやりたいことはみんなで輪になること。
ただつくる、ただ話す、ただ悩む。
ただの行為も人が集まると、それが相互に動き出して大きなうねりになって、
1+1が2にも3にもなる。それがまた自分に還ってくる。

ひとりじゃできないこと、わからないことだらけです。この世界は。
たまにはお節介をしたり、口を閉じ耳を傾けることも必要なんだと思います。
私の場合、後者の意識を出来る限り持つように心掛けています。
いつも余計な手出し口出ししてしまうんです。
つくづく青いなぁと思います。