2012年5月27日日曜日

ご飯と交換


大学時代の友人が靴づくりを体験しに
わざわざこんな山の中まで通ってくれることになりました。

先日その初めの日で
用意していた専用木型から型紙をつくって
革を切り出し、ミシンで縫って、
ひっぱって伸ばして、金づち振って、釘を刺して。
お昼から夕方までたっぷり靴作りをしました。

時間にとらわれずに、
周りの視線にとらわれずに
先の事にとらわれず、
出し惜しみせず全力で今を活きるのは
生きるものとして当然の姿なんだろうと思っています。

私もこんなふうに仕事がしたくて
この場所を選んだのだと思います。

次は1ヶ月後。
彼女の手づくりランチからワークショップは始まります。
午前中に私たちの分までご飯を作って持ってきてくれます。
「いただきます。」から始まるワークショップ。
私は文字通りもう先に頂いているので
感謝の気持ちを持って靴づくりをお返しします。

でもその前提にあるのは
靴づくりを教えたいという気持ちと
料理をしたいという気持ち。
気持ちが上手に交換できたら
たぶんお金なんて必要ないと思う。



写真はお隣のシロ。朝のご挨拶。おはよう!