2012年9月19日水曜日

terzo tempo 佐野寛君


terzo tempoのことは
3,4年前から、パタゴニアの南喫茶店から聞いていました。

terzo tempoの佐野君は、パタゴニアの南喫茶店の店番1号と
東京で音楽を通じて知り合い
5年ほど前に、佐野君は高知、一号は山梨で小さな喫茶店を始めています。

店番1号は山梨では有名な音楽家の顔をもっていて、
高知でもたいへん人気にある方です。
有名なところで言えば、牧野植物園でライブを開催している。
もちろん、terzo tempoでも。

そんな1号に高知の素晴らしさをずっと聞いてきた私は
いつか高知を訪れ、佐野夫妻に会いに行こうと思っていました。

そして、その機会が今年の春に訪れました。
高知のギャラリーM2でグループ展を開くことになり、
そのひとりとして参加させていただくことになったのです。
M2さんとterzotempoは歩いても行ける距離だったので
展示会のお昼休みを利用して、ランチを食べにterzo tempoへ。

そこで自己紹介をすると
佐野夫妻も私のことを1号から聞いていたようで
急な訪問だったのにも関わらず、温かく出迎えてくれました。

その日の夜、佐野君に飲みに誘ってもらい、一歩君(竹作家)もいっしょに
3人で夜遅くまで話をしました。
これからの生き方について。
つまりこれから私たちがつくる世界について。
高知県は経済的には豊かな県ではありません。むしろワーストに入るくらいです。
その暮らしに欠かせないものは、美味しい食べ物と明るい笑顔の仲間たち。
そのふたつが高知の自慢であり、私が惹きつけられる理由です。
食べ物を自給し、仲間で助け合い、必要な分のお金だけ稼ぐ。
それって幸せですよね。

サンダルワークリレイションは
そんな高知の夜の余韻のなかで浮かんできた取り組みです。

だから、この取り組みは
高知でどうしてもやりたかった。
高知でしかできないと思ったし、
Terzo tempoの佐野夫妻が
私の取り組みに最も相応しい場所と人を提供してくれると
感じたからです。

そして、サンダルワークリレイションは
高知の素晴らしい場所と人に迎えられて
とてもとても愉しい時間をみんなで共有することができました。
参加者は下本一歩さん、歩屋のあゆみさん、R荘の藤原君、
モントリオールからの旅人ジェレミ―、アーティストのまりこさん、
靴職人を志す石元さん、佐野夫妻。
みんなとっても優しくて温かくて、、帰りの飛行機で思わずグスンと。

私の仕事はこの日のことを次に伝えていくこと。
10月のパタゴニアの南喫茶店で
“この日のこと”が先生となります。お楽しみに。




写真は旅人ジェレミ―。
今度はモントリオールでサンダルワークリレイションやりたいと言ってくれました。
だれかいっしょに行きませんか。