2012年6月15日金曜日

次代を担う子どものために

当然のことですが再稼働に反対しています。
総理の説明を聞き、どうしても納得のいかないところがありました。
私と考え方が違うという方のほうが良いかもしれません。

総理は次のように言いました。
「国民生活を守ることの第一の意味は、次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさないということであります。」
決して起こさないためには、安全対策を練ることでも避難訓練することでもなく、それには脱原発しかないと思うからです。
子どもたちのために原発は必要ないと私は思います。
子どもたちが安心して暮らせる未来は
安くてたくさんの電気が使える未来ではなくて
安全で貴重な電気を大切に使う未来だと思う。






先日、我が子の1歳の誕生日を無事迎えることができ、
親戚も集まり皆でお祝いをしました。
曽祖母がとても嬉しそうで、命のリレーが続く幸せを感じました。
いつの時代だって大人は子供の未来が幸せであってほしいと願っている。
自分の時代では叶えられなかった悲願を託し、
自分の時代の過ちを二度と繰り返さないように教訓がある。

子どもたちのために、いろんな考え方があると思います。
子どもの命よりも子どもへの資本的な豊かさを優先する考える野田総理に
深い嫌悪感を抱かずにはいられません。
福島の教訓は安全点検をしっかりしましょうという簡単なものだったのでしょうか?

100%事故は起きないと言い切ることはできない。
事故が起きた時、周辺住民や数多の生きとし生ける物たちを守れることもたぶん出来ない。事故の収束に命がけで立ち向かう人達も。
1年以上経っても得体の知れない放射性物質に悩み、
不安を募らせる日々を送る世界中の人々を無視して、
またそれを煽るようなことをなぜできるのだろう。
国民生活を守るために、どれだけのことを犠牲にするのだろう。
今も名も知らぬ誰かの犠牲のうえにこの利便性があることを
どれほどの人が知っているのだろう。
自分も含め、無知は罪だと思う。