2012年6月28日木曜日

ツバメとヘビと私

ツバメのその後ですが
巣が完成したと思ったら、雀の集団に襲撃を受けて
ずっと空中大バトルでした。
とうとうツバメが負けてしまい、いなくなってしまいました。

さびしい気持ちも薄れてきたころでした。
いなくなってから2週間ほど経ったとき
工房で仕事をしていたら、懐かしい鳴き声がすることに気付き
空をみたら2匹のツバメが巣に戻ってきてきました。
ちょうど妻も子もいない時で、この喜びを共有してもらえる人がいなかったのが残念で、
一人で「どこいってたんだよ~。心配してたんだぞ!」と興奮気味に話しかけていました。

そして先日、朝の散歩で玄関のドアを開けたら、大きなヘビとご対面。
逃げようともせずウロウロチョロチョロしていました。
以前、ツバメの卵をヘビが食べてしまうという話を前の住人に聞いていたのを思い出し、
もしかしたら狙っているのかな?と怪しんでいたのですが、これが的中。
午前中仕事をしていると、あんまりにもツバメが騒がしいので様子をみに覗いたら
その蛇が壁をつたって巣に猛接近していました。
反射的に「こらー」とその場にあったデッキブラシで追い払ったのですが
初めて見る弱肉強食の世界に少し膝が震えていました。

それは自然の世界なので
そのまま手を出さないほうがよかったのかなと、思い返しましたが
同じ場面に遭遇しても、たぶん見て見ぬふりはできないと思う。
人間には情がありますから。

その後は卵を温めているのでしょう、巣から可愛い頭だけひょこっと見えています。
キリッと守衛さんのようで、なんとも可愛い姿勢です。
卵を守る意志をビシビシ感じます。
私が起きている時間は助けてあげるから、大声で鳴くんだよと言っています。

ヘビに対してが私が寝ている間なら多少目はつぶろうと思っていますが
でも卵を食べるよりは
カエルとかネズミとかをちゃんと闘って食べてほしいですね。
卵を狙うのはちょっと横着でずるい。

それこそ
明日の朝もツバメの頭が覗いて見えることを
神に祈っています。