2012年6月24日日曜日

救いの手



原発を再稼働するスタートボタンを押すのは
総理ではない。
指示を受けそれを実行するのは
現場で働く一市民なんだろうと思う。
どんな気持ちだろう。
想像しただけで胸が張り裂けそうになる。とても苦しい。

彼は救いの手を差し出している。
だれかに代わってほしいと思っている。
作業員を今すぐ辞めたいと思っている。
でも家族の為に働いている。

総理大臣も
その彼に救いの手を出している。
そのボタンを押さないでほしいと思っている。
指示にそむいてほしいと思っている。
でも家族の為に働いている。

私は国と東電を憎み軽蔑しているけれど
どこかで確かに彼らを信じている。
大どんでん返しがあると信じている。
そう信じている人がどのくらいいるだろう。

過激な事を言うけれど
人を信じることができない世界なら早く終わったほうがいい。
神に祈るよりも人を信じたい。